BUSINESS GUIDE 業務案内

潤いと安らぎのある郷土環境づくりのため、
公害をはじめ生活環境について調査研究と諸検査を行います。

当センターは、環境公害、環境衛生をはじめとする各種生活科学の問題について調査、研究及び諸検査を行うとともに、快適な環境づくりを展開する検査機関として、昭和47年の設立以来、検査や衛生相談を通して県民の健康と生活環境の保護に寄与してまいりました。
また、公益法人の検査機関としてその信頼性を確保するため、新しい技術の修得、検査体制の強化と検査精度の向上を図るなど機能を充実し、お客様から信頼される検査機関、質の高いきめ細かいサービスを提供していきます。

01.水質の検査

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環境水の検査
河川水、湖沼、海水、地下水の調査及び
分析を行っています。
環境水の検査
河川水、湖沼水、海水、地下水等の自然環境の水には、「水質汚濁に係る環境基準」が定められています。私たちの身近にある河川水、地下水等は、水道水源、農産水産等の重要な役割を担っており、その水質の保全及び現状把握がとても重要となっております。当センターは、官公庁等からの依頼を受けて、定期的な調査及び分析を行っています。
排水の検査
工場、事業場等から排出される
水質検査を行っています。
排水の検査
工場及び事業場等から公共用水域や下水道に排水を流すためには、「水質汚濁防止法」、「下水道法」及び「該当する地方自治体の条例」の基準値を満足しなければなりません。当センターは、計量証明事業所の登録機関として、水質汚濁防止法及び下水道法に基づいた分析で対応しています。また、処理排水のほか、処理前の原水や工程水を分析することにより、より効率的で経済的な排水につながる分析のお手伝いもしています。

02.アスベスト(石綿)の検査

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建材中のアスベスト検査
吹付材、成形板、床材、保湿材、
外壁材等に含有するアスベストの定性、
定量分析を行っています。
建材中のアスベスト検査
アスベストは、人の髪の毛の直径よりも非常に細い繊維であり、飛散すると空気中に浮遊しやすく、吸入されて人の肺胞に沈着しやすい特徴があります。体内に滞留したアスベストが要因となって、肺がん、悪性中皮腫などの健康被害を引き起こすことがあります。
空気中のアスベスト検査
一般環境やアスベストを使用した
建物の解体修復工事時の大気中アスベスト
粉じん濃度測定を行っています。
空気中のアスベスト検査
当センターでは、アスベストを検査するための分析室及び分析体制を整えています。建材の分析方法は、日本工業規格JIS A 1481-1、JIS A 1481-2、JIS A 1481-3を採用し、定性分析と定量分析を行っています。また、労働安全衛生法・大気汚染防止法等の定められた大気中のアスベスト繊維濃度測定も行っています。

03.農産物の検査

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残留農薬の検査
食品(玄米、麦、大豆、青果物等)に
残留する
農薬の検査を行っています。
残留農薬の検査
残留農薬検査は、ポジティブリスト制度導入に伴う規制強化により、様々な食品の出荷・流通をさせる際の品質管理として必要不可欠なものになりました。消費者が求める「安全」「安心」を提供するためには、原材料の品質管理や産地の生産管理など、出荷前の検査がとても重要な位置づけになってきています。当センターは、厚生労働省登録検査機関としての高度な技術と経験をもとに、高精度な装置を使用して、ポジティブリスト制度に対応した一斉分析検査も行っていますので、個人・法人問わずにお気軽にご相談ください。
米のDNA検査
DNAによる米の品種識別検査を
行っています。
米のDNA検査
当センターでは、東北大学大学院西尾教授が開発した「ドットブロットSNPs法」による品種識別により、ササニシキ、ひとめぼれ、まなむすめについて114種類の品種との識別が可能です(その他、東北6県、北海道の主要品種等の識別が可能)。異品種が混入しているかの定性検査と依頼種がおおよそ何%存在するかの定量検査を行っています。

04.温泉水(浴槽水)の検査

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温泉水の検査
温泉法で義務付けられている
温泉水の成分分析を行っています。
温泉水の検査
温泉を公共の浴用・飲用に供しようとする場合は、都道府県知事又は保健所設置市(区)長の許可が必要です。利用の許可を得た施設では、温泉の成分・禁忌症等の掲示が必要です(掲示は、登録分析機関の行う温泉成分分析の結果(10年に一度の定期的な分析を要する)に基づくことが必要です。)。
浴槽水の検査
公衆浴場、ホテル、旅館等の浴槽水を安心して
ご利用いただくための水質検査を行っています。
浴槽水の検査
浴槽水については、各都道府県等の「公衆浴場法」「旅館業法」の条例により、浴槽水の衛生管理を維持するために、検査項目や検査頻度が定められています。近年、浴槽水等が原因でレジオネラによる感染事例が報告されています。

05.放射能の検査

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放射能の検査
食品(飲料水・牛乳・一般食品・乳幼児用食品)、環境水、排水、土壌、汚泥、産業廃棄物、
肥料等の安全・安心を証明するため、放射能検査を行っています。
放射能の検査放射能の検査
当センターでは、エネルギー分解能が高く、低濃度の放射性核種分析を行うことができるゲルマニウム半導体検出器を導入しており、セシウム-134、セシウム-137、ヨウ素-131、カリウム-40等の核種ごとの測定も可能です。文部科学省、厚生労働省、環境省が指定するマニュアルに従い、高精度な分析を行うことができます。また、非常に高感度なγ線測定器(Nalシンチレーションサーベイメータ)を使用した環境中の空間線量測定のため現地調査に伺い、測定を行っています。

06.産業廃棄物の検査

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廃棄物の検査
汚泥、ばいじん、燃え殻、廃酸、
廃アルカリ等の廃棄物を
適正に管理
処分するための検査を行っています。
廃棄物の検査廃棄物の検査
事業活動によって生じた産業廃棄物は、排出事業者が責任を持って処理しなければなりません。当センターでは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」及び「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」の対象となる廃棄物について、必要な試験項目について情報提供させて頂くとともに、正確・迅速な検査を行っています。

07.作業環境測定

作業環境測定を行っています。
労働安全衛生法に基づき、労働者の安全を
守るために、
作業環境測定を行っています。
労働衛生管理では「作業環境管理」「作業管理」「健康管理」の3つの管理が必要で、特に「作業環境管理」については、これらの基礎となる重要な役割を持っています。「作業環境管理」を進めるためには、作業環境中に有害な因子がどの程度存在し、その作業環境で働く労働者が有害な因子にどの程度さらされているのかを把握するための作業環境測定が必要となっています。当センターは、作業環境測定機関としての高度な技術と経験をもとに、作業環境測定士がお客様の事業所の作業場の状況を確認し、作業環境を測定し、結果の評価、そして職場環境の維持・向上・改善等についてアドバイスを行います。
作業環境測定作業環境測定

08.飲料水の検査

飲用水を検査しています。
上水道水、簡易水道、井戸水、簡易専用水道の
検査や測定分析を行っています。
私たちの住む地球は、その3割が水で占められています。近年産業や経済の発展により、私たちの生活は豊かになりましたが、その反面、良質で安全な飲料水の原水を確保することは難しくなりつつあります。良質で安全な水を確保するため厚生労働大臣登録の検査機関として水道法に基づき水質検査を行っています。
飲料水の検査飲料水の検査
水道水の水質検査
水道水の安全を確認するための
水質検査を行っています。
当センターは、厚生労働省における水道法第20条の登録検査機関であり、各地方自治体の水道事業者、専用水道の所有者等から依頼を受けて、定期的に水質検査を行っています。
飲料水(井戸水)の水質検査
飲料水として安心してご利用いただくための
水質検査を行っています。
「飲用井戸等衛生対策要領」により厚生労働省が定める飲用井戸の対策は、各都道府県知事等に通知されています。要領には、飲用井戸等の適正な管理、水質に関する定期的な検査、汚染時における措置及び汚染防止のための対策が定められています。飲用井戸を利用するにあたっては、1年に1回以上水質の定期検査を受けて、井戸水の安全を確認しましょう。また、井戸水に異常(臭い、色の変化等が発生した場合)には、臨時の水質検査を受けて安全を確認しましょう。新しく井戸を設置した場合には、給水前に水道法に規定する水質検査を受けて、安全の確認を行いましょう。
簡易専用水道の検査
当センターは、厚生労働省における水道法第34条の登録検査機関であり、
簡易専用水道の管理の検査を行っています。
簡易専用水道の設置者には、利用者に安全で衛生的な水を供給するため、施設の適切な管理を行うことが義務付けられています。ご不明な点は、お気軽にご相談ください。

09.大気の検査

大気を検査しています。
環境大気、ボイラー等排ガス、酸性雨、室内空気環境、
悪臭の調査や測定分析を行います。
私たちが生きている地球は、豊かな緑に恵まれ、清浄な大気により、私たちを育み、その発展をさせてきました。その大気を守るため大気汚染防止法・悪臭防止法に基づき検査・測定を行います。
大気の検査大気の検査
排ガス測定
大気汚染防止法に係る排ガス中の
有害物質等の測定を行っています。
大気汚染防止法に基づく、ばい煙発生施設(特定施設)については、排出基準の遵守と定期的な測定、記録の保存が義務づけられています。
室内空気環境調査
シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物(VOC)などの
室内空気汚染物質のサンプリング及び分析を行っています。
シックハウス症候群の原因物質となるホルムアルデヒドや揮発性有機化合物等については、厚生労働省で室内濃度指針値が設定されています。とても重要な位置づけになってきています。当センターは、厚生労働省のシックハウス問題に関する検討会により規定されている標準方法であるアクティブ法により、汚染物質を捕集し分析を行っています。建設、学校関係のお客様はもちろん、一般のお客様の住宅室内の測定もおまかせ下さい。
悪臭測定
悪臭防止法に基づき、工場その他の
事業場における特定悪臭物質の
サンプリング及び分析を行っています。
悪臭防止法は工場その他の事業場における事業活動に伴って発生する悪臭について必要な規制を行い、その悪臭防止対策を推進することにより、生活環境を保全し、国民の健康に資することを目的としています。悪臭の問題は、人間の嗅覚での感覚的な公害であるため、健康被害というよりは周辺住民の快適な生活環境を損なうことによる苦情等の割合が大きくなっています。

10.騒音・振動の測定

騒音・振動を測定しています。
生活騒音・振動、建設工事騒音・振動の
測定をしています。
騒音・振動のいずれも、その被害は感覚的・心理的なものですが、その発生源等について、騒音規制法・振動規制法に基づき測定・検査を行います。
騒音・振動を測定騒音・振動を測定
騒音・振動の測定
生活環境の保全や人の健康保護のため、
騒音・振動測定を行っています。
騒音や振動は生活する上で最も身近な環境問題です。工場や事業所、そして建設工事に伴い発生する騒音・振動の規制については、法令及び条例により定められていますが周辺の環境状況によって、より低いレベルの低減を求められる場合があります。当センターは、お客様の状況を把握するために、現地確認を行いながら相談内容を確認し、騒音・振動の測定を行います。

11.汚染土壌の検査

土壌汚染の状況を調査します。
土壌汚染の状況把握のための
土壌検査を行っています。
土壌汚染対策法では、有害物質を使用・処理していた特定施設の使用を廃止した時、一定以上の土地の形質変更の時(都道府県知事が汚染のおそれがあると認めた場合)、土壌汚染により健康被害が生ずるおそれがある時(都道府県知事が認める場合)に土壌汚染調査をしなければなりません。当センターは、土壌汚染対策法の指定調査機関及び計量証明事業所の登録機関として、高性能な分析装置を備えています。
汚染土壌の検査汚染土壌の検査

12.環境教育の実施

環境教育のお手伝いをしています。
環境保全及び衛生に関する啓発活動の一環として、
環境教育の協力・衛生相談を承っております。
技術系の高校生を対象とした環境関係の分析技術講習会の講師派遣、インターンシップの受入れ、また地域中学生等を対象とした職場体験学習のお手伝いをしています。
環境教育の実施環境教育の実施
社会貢献活動について
未来を担う子供たちが検査等の経験を通して、環境問題等や将来のことを考える機会を持ってもらうためのお手伝いをしております。学校や地域の方からのご依頼により、環境学習や分析技術講習等を実施しています。
施設見学について
当センターは、快適な環境づくりをめざして、各種諸検査を行っています。センターの事業活動をご理解いただくことを一つの目的として、どなたでも施設見学が可能となっておりますので、お気軽にお問合せください。

13.学校環境衛生検査

学校環境衛生検査をしています。
飲料水、プール水等の検査や
測定分析を行います。
学校保健安全法に基づき各市町村教育委員会の委託を受け、薬剤師会と学校薬剤師の協力を得て、各学校の飲料水、遊泳用プール水の水質検査を行います。
学校環境衛生検査学校環境衛生検査

14.セミナーの開催(公衛検セミナー)

セミナーを開催しています。(公衛検セミナー)
環境問題等に精通した専門家をお招きして、
毎年セミナーを開催しています。
環境に配慮した生活行動や食品の安全安心に関心を持つための契機づくりとして、環境問題、現状と課題、行政の対応状況、企業の先進的な取り組み等をテーマとし公衛検セミナーを開催します。(詳しくは「公衛検セミナー」)
セミナーの開催セミナーの開催

15.広報誌「公衛検カプセル」の発行(年1回)

広報誌を発行しています。(公衛検カプセル)
広報誌は年1回(3月)、
無償でお届けしております。
広報誌「公衛検カプセル」の発行(年1回)、環境問題及び食の安全安心に関する法律の制定・改正、行政の対応状況、環境保全活動に先進的に取り組んでいる企業の事例等を掲載しています。購読希望の方は「お問合せ」より連絡ください。次号より郵送いたします。(詳しくは「広報誌の発行」)
広報誌「公衛検カプセル」の発行広報誌「公衛検カプセル」の発行

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公益財団法人 宮城県公害衛生検査センター
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営業時間/8:30~17:30[休日/土・日・祝日]
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